HPVワクチンデーを行いました

イベントを企画したきっかけ

子宮頚がんは子宮頚部(しきゅうけいぶ)にできる悪性腫瘍で、原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であり、25-34歳の女性に最も多く発生します。子宮頚部に感染するHPVの感染経路は性的接触(セックス)と考えられており、セックスを経験する年頃になれば、男女を問わずほとんどの人々がHPVに感染します。性交渉の経験がある女性のうち50%~80%はHPVに感染するが、一部の女性が前がん病変や子宮頚がんを発症します。そのため、初めての性交渉の前にワクチンを接種して感染を予防(一次予防)し、子宮頚がん検診で早期発見(二次予防)をすることが重要です。

2013年にHPVワクチンが小学校6年生から高校1年生の女子に対して定期接種となったが、まもなくワクチン接種後に「多様な症状」の報告が相次ぎ、積極的勧奨が停止、その後、数々の研究によりワクチン接種と「多様な症状」との因果関係は証明されておらず、機能的身体症状と考えられています。その間、諸外国では80%近い接種率を維持した一方で日本の接種率はほぼ0パーセントの時期が10年ほど続きました。我が国でも2022年4月から約9年ぶりにHPVワクチンの積極的勧奨が再開された。この約9年間に接種を逃した女子は国内で260万人に及ぶと推計されており、将来の罹患数が1万7千人、死亡数が4千人増加すると考えられている。

当院では2020年3月の開院当初よりHPVワクチンの接種を行っていますが、接種率を向上させるためには、クリニックで患者さんが来るのを待っているのではなく、患者さんの集まる場所で集団接種を行うべきではないかと考え、2024年9月1日の日曜日に、北千住マルイのシアター1010で集団接種イベントを行いました。

当日の様子

接種した人数は98名で、女子93名、男子5名、また初回接種は81名、2回目以降が17名で、重篤な副反応は起こらずに終了できました。

当日の様子はTBSの取材を受け全国に放映されました。接種終了後に行った患者のアンケートでは、「利便性の良いマルイが良かった」「このイベントがなければ接種しなかった」という感想を多くいただきました。今後も、自治体や医師会の皆様の協力をいただきながら、継続して開催していきたいと考えています。

接種した方から頂いた感想